土鍋がやってきた！長谷園の”かまどさん”

昨日から風邪気味のビョーキー。
お昼も夜も、温かくてのどに通りやすいもので、白米以外がいい（珍しい...！）というので麺づくし。

お昼は鳥ごぼううどん

夜はお野菜たっぷりミルクスープパスタ

風邪気味なのに麺ばっかりでは味気ないので、お粥もいいんだろうな〜なんて考えながら食べていると、コンコンとドアをノックする音。

玄関へ出てみると、大きな箱！
送り主は、ビョーキーのお姉さんと弟くん。

割れ物注意のシールが。 なんだろ〜う！

ビョーキーがナイフを持って来て丁寧に切ります。

ビョーキーはこういう所がとても慎重です。私がビリビリと開けそうになったら、「ちょっと待って、カッターナイフをもってくるから」と。あれ...？アメリカ人はラッピングをビリビリと開けるというステレオタイプがあったような...？

カラカラ梱包剤がたくさん詰まってる。。 

 梱包剤をかき分けてみると。。。

長谷園のかまどさん！！！

私達がず〜っと欲しかったけど、なかなか手が出なかった炊飯土鍋！

土鍋のブランドも、サイズ（３合炊き）もその通りで、さすが。

土鍋を洗う用のたわしと、しゃもじと、鍋敷きまで付けてくれて、至れり尽くせりです。涙

早速お姉ちゃんに連絡をしてみると、これは二人からの結婚＆引越し祝いということでした。

ビョーキー一家は、ビョーキーが小さい頃から日本人の留学生を受け入れたり、おじいちゃんとおばあちゃんが５年程日本に住んでいたことがあったりと、親日家。ビョーキーの実家や、おばあちゃんの家には炊飯器、竹の蒸し器、日本の食器もあります。

そんなビョーキー一家でも、さすがに土鍋で炊いたご飯はまだ食べたことがないみたい。お姉ちゃんも弟さんもお料理が大好きなので、土鍋でご飯がどんな風に炊けるかが気になる様。うちで土鍋ごはん＆日本食パーティーをしようと約束をしました。

ビョーキー一家にも、私の実家にも、お祝いをしてもらってばかり。本当にありがたいことです。

明日は風邪ひきさんのために、土鍋でお粥を作ってみようかな。

どんよりLAの空

どんよりLAです。

厚〜い雲がかかっていて、なんだか気持ちも重くなります。

今日は運転練習を兼ねて、ダウンタウンからHighland Parkのビョーキーのスタジオまで運転手。まだまだフリーウェイは怖いんですが、「スピードが遅いとハイウェイパトロールに捕まるぞ。（←これは本当。）」とビョーキーに脅されるので、恐る恐る120Kmくらい出して走ってます。怖がっているのが一番危ないんでしょうが、まだまだ慣れません。

ビョーキーのスタジオの向かいにあるキティーちゃん。
最近壁が鮮やかな緑に塗り直され、キティーちゃんのお顔も少しお化粧直しをしたみたいだけど、やっぱり似てないキティーちゃん。
洋服に殴り書きしてあるLos Angelesの文字が気になります。

ビョーキーのスタジオの下にあるCafe de Lecheのチャイラテはお気に入り。

スチームミルクをヘンプミルクで作ってもらうと一段と美味しいです。

持ち帰り用のCafe de Lecheのカップには、トレードマーク、鳥のスタンプが押してあり、この手作り感がまた好き。

スタジオへ寄った後、自分の運転にひやひやしながらもEagle RockのスーパーTrader Joe'sへ。お店の前にはポインセチアがずらり。我が家のエントランスにも昨日からポインセチアが飾られました。

これまでの２８年間を思い返すと、私が過ごしてきたクリスマスはコートを来ても寒いくらいの季節で、雪が舞うかなと期待をするようなクリスマス。

LAにしては寒くなったとはいえ、秋の始まりのような気温の上、ヤシの木に電飾が巻かれているのを見ても、いまひとつクリスマスムードに乗り切れませ〜ん。

粗茶でございますが。

今日の午前中はビョーキーが家でお仕事をしているので、ビョーキーがボスで私がそのアシスタントという設定で、お茶汲みレディーをしています。

お茶を出す時に、「粗茶でございますが」というフレーズが頭に浮かんだので、言ってみました。早速どういう意味と聞かれたので、「これがうちの愚息です」というフレーズとともに、謙遜語について話しました。

この謙遜語がずいぶんと気に入ったビョーキーですが、自分が大事に育てた息子を紹介する時に、なんでそんなひどいことをわざわざ言うの？と不思議顔。

アメリカ人も尊敬の意味を込めて相手をよく褒めますが、日本のように本心に反する程謙って相手を褒める習慣は、理解しずらいようです。

日本人が謙遜を美しいと思うのは、ホストの心の中にある本心をゲストは百も承知で、その本心を胸の奥にしまってでもお客をたてようとするその気持ちが美しいと思うからなのだと思います。

友達に勧められて読んでいた藤沢周平の時代小説に登場する武士やその周りの女性達もそういった本心や情熱を胸の奥にしまい人付き合いをします。その様子はゾクゾクと私の心を打ちました。私の中に流れる血は紛れもなく日本人で、そういった内なる情熱に惹かれるのです。

そんな１００％日本人の私ですが、アメリカでは褒められたら「ありがとう」と素直に言うようにしています。そして、周りのアメリカ人がそうしているように、一つ褒めてもらったら、忘れずに相手を一つ褒めます。

習慣の違いは面白いですね。
体にしみ込んでいる日本の習慣と、アメリカでこれから吸収する習慣をうまくミックスさせて、自分らしい人付き合いをしていきたいです。

早速 「粗コーヒーお願いします」と の注文がボスから入りました。

「粗コーヒーでございますが」

諸々のリニューアル

両親の滞在中に色々なものがリニューアルされました。

以前床に落として欠けてしまった野田琺瑯のケトルの蓋。

 落としたその日に野田琺瑯へ問い合わせをしたところ、とても親切に対応をして頂いて、「蓋のみの販売も可能です。ただ、蓋と本体セットで製造するため、製造工程でどちらかが不良品になった場合のみ販売可能なので、一ヶ月後になるかもしれないし、半年かかるかもしれません。」とのこと。

たまたま実家の近くに支店があったので、入荷次第実家へ連絡してもらうことにしていました。運良く両親の渡米前に蓋が入荷されたので、母は店員さんから「こんなに早く入ってくるなんてラッキーですよ〜」と言われたそう。

新品の蓋がアメリカへやってきました。　じゃん！

色が違うように見えるのは光の加減のよう。ケトル本体との違和感はなかったです。

そして、結婚パーティーの数週間前に油はねでやけどをした腕も、

エミューオイルを毎日塗り、両親が帰る頃にはすっかり綺麗に。やけどをしてから二週間程で跡も残らずに完治しました。エミューさんありがとう。

そしてそして、棚が３段しかなく使いにくかった食器棚も、父がササッと修理をしてくれました。

日本の食器は小皿が多いので、これくらいの段数が必要です。 

断然使いやすくなりました。父には椅子も修理してもらい、ビョーキー家の気になっていたハード面はすっかりリニューアル。

今日はリニューアルしたお家の中を整理中。

あと二日で今年最後の月が始まります。

やり残したことがないか、あちこちから引っぱりだして広げ、端から整理していきます。こういう作業をしていると、不思議と気持ちも整理できます。

でてくるでてくる。。ためていたもの。

すっきりと年越しをするために、少しずつ整理を始めます。

ハリウッドの星を見に

昨日は両親のロス観光最終日。
「行くところのチョイスはお任せするけど、ハリウッドへは必ず行きたい」という母の希望がありながらも、観光地ではないところばかりに案内し行きそびれていたハリウッド。

ハリウッドと言えば、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム。活躍した俳優、監督、ミュージシャンの名前が刻印された星形が5kmに渡り埋め込まれている観光スポット。興味のない方でも一度はどこかで目にしたことがあるのでは。

 Hollywood/Highland駅を出て目の前から早速☆が埋め込まれています。駅の前ではマリリンがお出迎え。

ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームは1959年の設立から2012年までに2483個もの星が埋め込まれてたそう。そして、現在も星を増やしています。

ここへ来たら、もちろんチャイニーズシアター前の手形もチェック。マリリンモンローなど有名なスターの手形から、ドナルドダックの手形（足形？）もあります。

 平日の午前中だったので、この程度の人ですが、土日は手形を見て回るのが困難なほど混雑します。

人気キャラクターや俳優、歌手に仮装をしたストリートパフォーマーも平日はクオリティーの低い人達ばかり...。土日に行くと、かなりのそっくりさんに出会えることもあります。

チャイニーズシアター隣にあり、アカデミー賞授賞式が行われるドルビーシアター（旧コダックシアター）を横目に、 Hollywood/Highland 駅からHollywood/Vine駅まで歩きました。あまりに観光地化しているハリウッドにがっかりしていた両親も、この辺りで見つけた舞台衣装や、ヘアウィッグのお店は面白かったよう。

帰りに使ったHollywood/Vine駅は、やしの木のモチーフと

タイルに埋め込まれたイラストの可愛い駅でした。

天井は映画フィルムのリールで埋め尽くされていました。どうやって貼り付けたのかしら。。

旅の思い出話をしながら自宅で夕飯を食べ、深夜フライトで日本へ帰国する両親を空港まで送りました。

両親を送ってから、ガランとした車の後部座席や家の中がとても寂しく感じました。今朝目が覚めても言いようのない寂しさを感じている私に、ビョーキーがひいおばあちゃんの話をしてくれました。

ビョーキーのおじいちゃんは１１人兄弟。サンクスギビングはおじいちゃんの実家に家族がみんな集まって過ごしたそう。おじいちゃんのお母さん（ビョーキーのひいおばあちゃん）は、サンクスギビング後にみんなが一斉に帰ってガランとしたお家がどうしても苦手で、サンクスギビングの翌日はいつも近場に一泊旅行に行ってたそう。これを聞いて、私の感じている気持ちの整理ができてきました。

このブログを書き始めた時に、グランマから電話。両親が帰ってしまい私が寂しい想いをしているのではと気にかけてくれていたよう。

今日は、両親の帰国で感じた初めての気持ちにとまどいながらも、アメリカの家族からもらう思いやりにとても感謝をした日でした。

母の手料理ディナー

15日からロサンゼルスへ来ていた両親も、明日の深夜に帰国します。

たっぷり時間があると思っていたけど、あっという間の１１日間でした。ビョーキーもあちこち案内してくれたので、気を使って疲れてしまうかなと思っていたけど「お父さんとお母さんは面白いから楽しかったな〜」と言ってくれています。

今夜は母が晩ご飯を作ってくれました。ビョーキーの好きな春巻き、切り干し大根、インゲンとトマトのごま味噌あえ、白菜ときゅうりの塩麹漬け、お豆の煮物。
お料理上手な母は、レパートリーの少ない私に色々と伝授してくれました。

大分のおばあちゃんの得意料理だった”鳥めし”も再現してくれました。

食べる前から、「待ちきれないよ〜！！」と言っていたビョーキー。「美味しいね〜美味しいね〜」と言いながらみんなで食事をして、今は穏やかな夜を過ごしています。

両親は衣類やお土産を梱包中。
整理整頓が大好きな二人の梱包は面白いほどに真剣。
その様子を見たビョーキーは、「こういうことを始めると夢中になるちひろの性格は、お父さんとお母さんから受け継いだんだね〜」と言っていました

ビョーキーに、両親の滞在中に両親から学んだことを聞いてみたら、

・お父さんがインターネットが好きなこと

・和食はお味噌汁から食べ始めること

・ご飯茶碗は左側に置くこと

・「上手」という単語

・お母さんが教えてくれた「なんちゃって〜」の使い道　だそうです。

以前に比べるとだいぶ意志の疎通ができるようになった両親とビョーキー。ビョーキーも知っている日本語が増えたので、私が側にいない時に両親と話している様子を聞いていて感心することもしばしば。

明日は夜のフライトまで、行きたい場所リストにあったところを中心に観光してきます。カリフォルニア晴れになりますように。

ヴィンテージ家具屋〜グリフィス天文台

今朝はダウンタウンにあるヴィンテージ家具屋、Olde Good Thingsへ。

こちらはホテル、レストラン、病院、船などの解体の時に不要になった家具や部品などを集めてきて売っているところ。

船のスクリュー、歯医者さんの古い消毒器、古いドア、パーツなど、見た目だけでは使い道の分からないものから、テーブル、椅子、照明器具などの家具まで幅広く取り揃えています。 

 ビョーキーと私も引越しの時には何度か家具を探しに来ました。父は古い家具を見ながら木工のアイディアを仕入れたようです。

Olde Good Things

1800 S.Grand Avenue,

Los Angeles, CA90015

*ダウンタウンLAの他にも、ウェストロサンゼルス、ニューヨークにも店舗があります。

その後は、グリフィス天文台へ。

「眺めのいいところからロスを見よう」と言って両親を連れて来たので、二人は小高い丘の上に行くくらいにしか思っていなかったようですが、実はここは山の上にある大きな天文台。二人ともその規模に驚いていました。

ハリウッドサインも大きく見えます。写真を撮ったこの位置からハイキングコースがあって、ハリウッドサインの裏側まで歩いて行くこともできるそう。 

 父はハリウッドサインを持ち上げるんだ〜と言って、母に撮影をさせていました。

今日は霧がかかっていて、あまりよくロスの街が見渡せなかったのですが、お天気のいい日だとこんな風に見えます。

 グリフィス天文台の中には太陽、月、その他の惑星をお勉強できるスペースがあります。日本ではプラネタリウムに併設されているところくらいでしか目にしたことのない惑星の歴史、仕組みがかなり専門的に学べるシステムになっているのが驚きです。

惑星の模型も大きい。 大きい。

写真に撮ると図鑑にでてくる写真のようでした。

そして、惑星上での自分の体重を量ることもできます。月の上での私の体重は実際の体重の約７分の１。初めて知ることばかりで、知らない単語も多く、予備知識のなかった私はビョーキーと父に説明してもらいながらお勉強をしました。

休日はかなり混んでいて駐車をするのも大変なので、観光で行かれる場合には平日に予定をしたほうがいいかも。

Griffith Observatory

2800 East Observatory Road,

Los Angeles, CA90027