2014年6月8日

ギリシャ旅行記・サントリーニ島 2/8 

サントリーニ島の白い建物が並ぶあの景色は、島のほんの一部。

その他は、ぶどう畑と民家が広がり、所々にまぶしいくらいの青い屋根と白い壁の教会や、ホテルがあります。車から見える景色はこんな感じ。

私達は、村を北から南へ順に巡りました。中でもとても印象に残っている村は、ImerovigliとPyrgos。

Imerovigliは、高級ホテルが建ち並び、よく手入れされた真っ白なCave Houseが綺麗。丸みのある白い壁に触りたい衝動で、何度か触れたけど、触ればまぁ、石壁。でも角がなくどこもかしこもゆるやかに丸く作られているところに心惹かれます。

ここには、お土産物屋などはなく、迷路のような小径の階段を上り下りしながら、誰にも急かされることなく、サントリーニらしい景色をじっくり楽しめました。

村では、村につながるデコポンのような無人の半島に、トレッキング。
半島の先からは、切り立ったカルデラが見られます。Firaに出入りするフェリーやクルーズ船がゆっくりと浮かぶ様子を眺めていると、綺麗な白壁の町並みは意味を持たなくなったし、その作られた世界に圧倒された記憶も薄れるようでした。
半島の先端に、デコポンのように突き出た岩があるのですが、その裏には、サントリーニを一望できる展望台のある教会。
 これは、歩いた人にしか見えないご褒美かなー。
そして2つ目は、小さな歴史ある村Pygros。北部と比べ観光客も少なく、ポツポツとあるお土産店も躍起になっていないので、落ち着きます。
 
彼らにとってはさほど特別なことではないかもしれないのだけど、民家の色使いが綺麗で、とても新鮮でした。失礼を承知で人の家をバチバチと写真に撮ってしまいました。
石の埋め込み方も家によって違った見せ方があって、面白かった。
Pyrgosでは、丘の上にあるProphet Elias Monasteryを訪ねました。1712年に建てられた古い教会。何度も修復されていても、当時の細工は守られ、引き継がれています。
教会からは島全体を見ることができます。こうして眺めると、ステレオタイプのギリシャはほんの一部なんだなーと再確認。むしろ、ダイナミックな自然の美しさがこの島の魅力なのだと分かりました。
島では、猫も犬も、レストランや店に自由に出入りして、商品の上でもおかまいなし...彼らは生活の中に自然に入っています。
生活の一部になっている動物といえば、ロバもそう。島ではロバは交通手段の1つです。観光客を載せるロバも見ましたが、ここでは、村の人の足とされるロバを見ました。島のロバは、頭にビーズの飾りをつけています。これもオーナーによって色合い、模様が違うのです。
ドアに繋げられていたロバ。道幅が狭いから、歩行者の邪魔にならないようにということなのかもしれないけど、紐が短くて動けず、なんだか悲しげでした。

ギリシャ旅行記3/8へつづく。

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