2014年6月15日

ギリシャ旅行記4/8・サントリーニ島

ギリシャ旅行記4回目、サントリーニ島の見所は今回で最後。後半の4回は、アテネのことや食べ物について書こうと思います。


サントリーニのビーチは黒い砂か、石のビーチ。エーゲ海なので、青く澄んでいてとても綺麗ですが、ビーチだけ比べるならば、ミコノス島やナクソス島(何度聞いても、読んでも、ハナクソって思っちゃう)とかのほうが良いみたいです。

特に良かったビーチは、Kamari BeachとPerissa Beach。
午前中は観光、午後はビーチでゆっくり過ごすのがほとんどでした。

ビーチチェアのある店では、飲み物や食事を注文すると、何時間でも無料で使えたので、(有料でも1つ2.5ユーロとか)ここで読書。ハイシーズンだと時間制限もあるのかもなー。

ギリシャでは本を5冊読みましたが、その中の1つが村上春樹の「海辺のカフカ」。ギリシャ悲劇を題材にしているので、ギリシャで読もうと決めていたのです。英語にも翻訳されているので、ビョーキーと一緒に読むのにちょうどいい。

5月のサントリーニ島は、どこもシーズン前の予行練習のような雰囲気。ホテルの壁を白いペンキで塗って夏に備えていたり、観光地の店では、繁忙期に備えてまだ不慣れなアルバイトをトレーニングしていたり。

ホテルのプールがオープンしていないところも結構ありました。私達の宿もまだプールが使えなかったので、プール付きのバーLioyermaへ。Oiaの北端にあり、目の前に遮ぎるものがないので、夕日を見るのにも絶好の場所です。

(あくびしてるわ、なんわ、突っ込みどころ満載だけど、ここの写真これしかないのであしからず)

それから、偶然通りかかったところにすっごく素敵なインフィニティープールがありました。プールバーだと思い、バーテンさんに「一般開放してる?入ってもいい?」と聞いたら、「本当は宿泊客限定なんだけど、一日だけなら使っていいよ」と言ってもらい、入らせてもらいました。

LAに戻ってから、たまたま、世界のホテル100選みたいな雑誌を見たら、見覚えのあるプールが載っていました。私達が入ったこのプールは、なんと世界でも指折りのリゾートホテルGrace Hotelのプールだったのです。あのバーテンさん、なんて優しかったんだろう。嫌な顔1つせずに、ドカドカと入って来た私達を受け入れてくれました。

サントリーニはワインも有名です。赤ワインもありますが、美味しいものはとても値段が高いから、普段は安くて美味しい白ワインを飲むんだそう。
ワイナリーはたくさんありますが、私達は、古いワイナリーをギャラリーとしても開放しているArt Space Wineryへ行きました。

洞窟の中に並ぶワイン樽。1861年からあるワイナリー。古い設備で使えるものは、今でも使われていました。

人が少ない時間帯だったのか、お客は私たちだけ。オーナーのおじさんが館内案内、テイスティングまで、ピッタリとくっついて説明してくれて、ワインを買わずには出られない雰囲気になってしまった。色んなとこで飲み比べしてから買いたかったんだけど...。

おじさんのギリシャ訛りがすごくて、英語で説明してくれているんだけど、1%くらいしか分かりません。フンフンと熱心に聞いていたビョーキーも結局5%くらいしか分からなかったらしい...。感謝の気持ちは伝わっていたかな...。

サントリーニ島での8日間の過ごし方は、昔の私にはできなかったもの。この楽しみ方は、8年前にバルセロナの宿で出会ったあるフランス人たちが教えてくれました。

その時泊まっていたホステルで出会った彼らと、一緒に観光をすることになり、翌日準備して待っているも、彼らが起きたのは11時。支度するのを待ち、出掛けたのは13時。グエル公園へ行き、眺めのいいところに座りあれこれ話していたら、あっという間に数時間経っていました。おかげで、サグラダファミリアへ移動した時には閉館ギリギリ。「もうっ!」と急いで塔の上まで登ると、ちょうど夕日が沈むところでした。
その夕日とがとにかく綺麗で、そこで夕日見られた偶然とか、色〜んなことが合わさって、私は「あー、そっか。これでいいんだー」。と彼らの旅の仕方、楽しみ方が妙に腑に落ちたのです。それからは土地を味わう旅行をしようと心がけています。

ギリシャ旅行記5/8へ。

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