一昨日から続く大きなお買い物の合間に、ビョーキーが依頼をしていた名刺が出来上がったという連絡が入ったので、取りにいきました。
Highland Parkの外れにある住居兼アトリエ兼ショップとして営業しているレタープレス(型押しプリント)屋さん、The Iron Curtain Press。
色々なフォントのサンプルが並ぶ棚。古家具屋さんから集めてきたのだろう作業台や棚を上手に組み合わせてありました。
棚の上部にはフォントの見本が並び、
下の引き出しにはたくさんの押し型が収納されています。
こちらは上の引き出しに入っている文字の型をはめ込んで紙にプレスをする機械。
こちらはより細かいデザインを組み合わせた型をプレスをする機械。ビョーキーの名刺はこちらの機械で作られました。
ビョーキーが自分でデザインをして、型作りとプリントを依頼してできた名刺はこちら。(2色刷り、1枚1ドル)思っていたより厚みがあったので、名刺入れには5枚しか入りませんでした。ビョーキーは名刺を配り歩くお商売ではないので彼にとってはこれでOKですが、配る必要がある方は厚みを相談することをお勧めします。
彼らはプリントのプロですが、デザインを依頼されればデザインからの注文も受け付けています。でも、クライアントが持ち込んだ良いデザインをプリントするのが一番楽しいと言っていました。
パーティーの招待状、お店のポップ、ショップカード、名刺、依頼には何でも応じるそう。彼らの作品集を見れば分かると思いますが、彼らのデザインもとても可愛いので、デザインからお任せするのもオススメなお手頃価格のレタープレス屋さんです。
Highland Park(自宅兼ショップなので住所非公開)
レタープレスってステキ。大好き♪ だけど、お値段が高すぎて、なかなか手が出ません。レタープレスの老舗がダウンタウンにあってそこのドキュメンタリーショートビデオを見たんですけど、とってもすばらしい職人さんなのだけれど、その反面、経営はホントに大変らしく・・・あれだけの作業を重ねてるのを見るとレタープレスがどうして高いのか納得ですけどね。
返信削除1枚1ドルもする名刺、私もったいなくて配れませんーーー;;;
かおりさん、レタープレス素敵ですよねー!メッセージカードでもレタープレスのものは可愛くて目を目を引くんですけど値段を見てびっくりして棚に戻してしまうことも多いです。ダウンタウンの老舗レタープレスはTraction Pressというところでしょうか?そのドキュメンタリーを観てみたいです。職人仕事への対価は確実に軽視されつつある中、それでも貫いている職人さんを応援したい気持ちで、旦那は特に手仕事をしている方へは対価をお支払いするのをいとわないみたいです。彼自身もアイディアや自分の作り出した物を買ってもらうお仕事をしているからなのかもしれません。その気持ちは理解できても、私も1枚1ドルの名刺は出し渋りすると思います。みみっちく渡す人選んじゃったりしそうです。
削除aardvarkっていうところですー。vimeoなどで検索してみられるといくつか出てきますよ。ぜひぜひ見てみてください♪ あと、最近始めた女性のLetterpress屋さんでもすごく素敵なところありますよ。
削除うちは私も旦那もデザイン関係の仕事ですが、デザインに対して価値を感じてくれないクライアントさんに会うと悲しいよねって話になります。デザインはそのプロダクトに含まれるものであって、出来上がったプロダクトに対しては価値を見出してもそこまでの工程・特にデザインはタダでしょ?って扱いされると辛い;;;ま、みんななかなか畑違いのお仕事についてはチンプンカンプンだからしょうがないんでしょうけどね。
深く頷いてしまいました。その歯痒さはデザイナーさんが持つご苦労なのでしょうね。たしかにデザインやアイディアを生み出すのにかかった労力、時間は出来上がった製品上では見えないものだけど、その部分への対価を払える審美眼を持っていたいと思います。
削除aardvarkのドキュメンタリー、みました。50年近いご商売で見て来たであろうダウンタウンと周囲の人の変化を思うととどうしようもなく寂しくなりました。それでも続けてらっしゃる情熱に頭が下がります。
おお いいね懐かしい活版印刷の名刺!
返信削除英語は文字数が少ないが日本語は活字を探す作業が大変だったそうだよ
昔の新聞社や印刷会社は植字という仕事があって、活字を拾って印刷する時間を逆算して記事の締め切りが決められていたようです
今では、どこの国も職人さんの仕事が成り立たなくなっていくんだね
今職人もどきの事をしているが 本職人の方たちの仕事が正当に評価されていないように思うね、いいものを長く使う習慣がなくなってきたせいかな?
今の新聞社では数秒でできることがきっと何時間もかかっていたんだろうねー。手仕事の良さには変えられないけど、やっぱり便利な方へ人件費が少なくなる方へ変化していったことも仕方のないことだよね。自分が経営者だったらやはりそうすると思うし。でも、ビョーキーも私も信念のある物作りは貴重に思っているから、自分たちが選ぶ物は多少値段が高くてもそういうものを選びたいと思うわ。
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