スロー読書の日と、おうち定食

昨日のパーティーの興奮が頭にまだ残っているのか、どうも縫い物や、作るものに集中できなかったので、今日の午後はたっぷりと読書。

１０月のブックセールで買った角田光代さんの八日目の蝉を読みました。生後すぐに父親の愛人に誘拐され、その誘拐犯に４歳まで育てられた少女と、その誘拐犯の話。

前半は誘拐犯の視点で。後半は母性に欠ける実の母親の元に戻されたものの、どこか幸せでない大人になった少女の視点で。誘拐犯と少女、どちらの心理描写も巧妙で、自分勝手な感情で少女の人生を大きく変えた誘拐犯の彼女を最後までどうにも憎むことができませんでした。母性について考えさせられるお話でした。"血のつながりがあるから絶対良い関係を築ける"というわけではないんですよね。

夕飯は、昨晩のパーティー食でおつかれぎみの胃袋をいたわるため、お野菜中心に。

昨日の残りの茄子揚げ浸し、青しそキュウリ、

それから、大根の甘辛そぼろ煮

それにしても、和食器のバリエーションがなさすぎ。

９月に遊びに来ていたお友達がとっても素敵な和食器をお土産に持って来てくれたので、毎日それをヘビーローテーションしています。もうすぐこちらへ遊びに来る両親が食器を持って来てくれるのが今から楽しみ。