今週末は、リトル東京にあるThe Geffen Contemporary at MOCA(リトル東京にあるMOCAの別館)で行われていたLA ART BOOK FAIRへ行ってきました。
アーティストや印刷屋、アート系の本を扱う本屋さんがそれぞれのブースで今イチオシの作品を売り出すイベントで、ビョーキーのお友達も出店しているとのことで顔出してみようと軽い気持ちで会場に着くと...すごい熱気。
ひとまずお友達探しで会場を一周している最中、突然ビョーキーが「ちょっと待って」と会場の隅っこへ行くのでどうしたのかと思ったら、「すごい楽し過ぎて息が切れそうだから休憩!」と興奮しすぎて鼻息フンフン目がギンギンになっていました。
しばらくの休憩をはさみ各ブースをゆっくり見ることに。作品がどうして作られたのか、どんな活動をしているのかといった話をしながら、お互いの作品を交換や情報収集をしていました。相手がビョーキーの作品を知っていて、作品を取り扱って頂けるスペースとの話ができたり、色々とコネクションも広げられたようでした。
様々な作品を見るのも楽しいのだけど、私にとってはアーティスト同士の関わり、ギャラリーや本屋とアーティストのやりとりから学ぶところが多くありました。私が生きてきた世界、働いていた世界の中で学んできた人との関わりよりもずっと肩の力を抜いたやりとりをしている彼ら。その中でもしっかり情報交換や収集をして、必要なつながりを作っていました。この力の抜き加減は私がアメリカで順応していくのに大切な要素になると思います。
人ごみの中に王様を発見。王様もお楽しみのご様子でした。
作り出す人、売り出す人、色んな人のエネルギーが交錯しているからなのか、久々の人ごみのせいなのか、そんなに長い時間歩いたわけでもないのにぐったりして帰路につきました。
昨日の土曜日にゲットしたのは、ビョーキーの好きなアーティストのZine(個人出版の作品集、雑誌のこと)や、プリント、名刺代わりに交換をしたステッカー。
そして、今日までのイベントだったのでビョーキーは今日も「昨日見切れなかったところを見てくる」と、買ったものを入れるバックパックを背負い、名刺代わりのステッカーを大量に持って出掛けていきました。本日の戦利品。
”オタク”という言葉はメディアからの擦り込みによって特定のイメージが先行してるけど、今週末このイベントへ行き興奮のあまりオーバーヒートをしてしまったビョーキーを見たとき、この人を表す言葉は”オタク”だろうと心から思いました。ここまで情熱が持てる物があるというのは幸せなことで、オタクと呼ばれるほど没頭することのあるビョーキーを見ていると嫉妬のような羨望のような気持ちになります。
このブックフェアは今年から始まったイベントで、来年からもこの時期に開催予定だそう。私達も毎年行くことになりそうです。
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