土曜の夜はハリウッドのエジプシャンシアターで行われたLA Eiga Festという映画祭へ行ってきました。 著名人の手形で有名なチャイニーズシアターは知っていたのですが、ここエジプシャンシアターは名前すら知りませんでした。
でも実はここ、チャイニーズシアターよりも歴史が長く1922年に建てられた映画館で、ハリウッドで一番最初にムービープレミア(映画の封切りイベント)が行われたのはここなんだそう。そしてその一番最初のムービープレミアで発表されたのはチャーリー・チャップリンの映画。
1922年に建てられてから何度か改装をされているので、入り口、売店エリアなどは歴史を感じる雰囲気ではないのですが、劇場内に入り座席についてふと上を見上げると、ライトアップされた群青色と金色の豪華な細工!これは建設当時からのオリジナルのものだそう。
LA Eiga Festは14日(金)から3日間に渡るイベントで、日本からたくさんの映画が来ていました。私達は昨日の夜7時半からの「へルタースケルター」と「テルマエロマエ」の2本立て(けっこうハード!)を見に行きました。
1本目は沢尻エリカさんの復帰主演作として話題のへルタースケルター。
監督の蜷川実花さん、女優の桃井かおりさんが映画の製作背景をお話にいらしていました。
桃井かおりさんはロスにも別邸があるそうで、通訳を介さずに英語でお話をされていました。製作背景の話が佳境にさしかかったとき突然、「もしかしたら皆さん勘違いしてるかもしれないので念のため言っておきますけど、私は沢尻エリカではありません」とユーモア満載の桃井節はアメリカでも大ウケでした。
ヘルタースケルターは、東京に暮らしたことのある人は持っている東京に対する感情、流行への疲労感、キラキラとした東京の奥に隠れている黒光りした闇のような言葉にならない感情がとてもよく表現されていると思いました。
蜷川監督曰く、沢尻エリカさんはこの役とシンクロする部分がかなり多く、ショッキングなエンディングも彼女の中深くに作り込んだため、撮影が終わってからも役から抜けられないまま映画の宣伝にもでてこれなくなってしまったそう。
そしてヘルタースケルターの後は、私達の本命の「テルマエ・ロマエ」。
古代ローマで人気だった公衆浴場の技師が新しいデザインを考えている時に、現代にタイムスリップし、銭湯、温泉など日本のお風呂からアイディアを得るというコメディ。
銭湯が大好きなビョーキーとは東京でもよく銭湯へ行きました。ビョーキーは日本のお風呂文化に衝撃を受ける古代ローマ人(阿部寛さん)に共感するところがたくさんあったようで相当楽しんでいました。
それにしても、ダウンタウンに住んでいると観光客以外の日本人を見ることがほとんどないのですが、このイベントには「ここはどこの国?」というほどた〜くさんの日本人!全米最大の日本人コミュニティーがあると言われるロサンゼルスを体感した夜でした。
LA Eiga Fest
返信削除これフランス語じゃないの
日本人は安心してみられるね
日本語字幕?英語字幕?
LA Eiga Festは、英語だよ。LA=Los Angeles、Eiga=映画、Fest=Festival。英語字幕だったから、ビョーキーと一緒に楽しめたのがよかった〜!
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