住居用にリノベーションはされているものの、建物の至る所に建物の歴史を感じるものが残っています。ここに住むようになってから、このビルが建った頃のロサンゼルスの町並みを想像するようになりました。
私達のビルが経つ少し前、1920年代のロサンゼルスの映像をYouTubeで見つけました。
この頃に、映像を撮る技術があったのですね〜。
4〜8部屋ほどはあったこういった家の中を分割し、何世帯かへ貸し出しができるように作り替えられ、今も使われています。私達は、このバンガローハウスに住むのに憧れています。
さて今日はCentral Libraryへ「As the City Grew: Historical Maps of Los Angeles」というエキセビションを見に行きました。「古い地図からダウンタウンLAの都市発展の歴史を見よう」というもの。
これは1920年代後半のロサンゼルスの地図。
上のYouTube映像の冒頭にも出てくる、ダウンタウンの有名な公園Pershing Squareは、当時 Central Parkという名前でした。
ビョーキーのおじいちゃん曰く、昔のPershing Squareは緑が多く、もっと”公園”らしかったそう。この地図からも、YouTubeの映像からも、緑が多かったことが伺えます。
こちらは1942年のロサンゼルス観光マップ。
地図の周囲には、人口増加グラフなどが絵で面白可愛く描かれています。
そして、Pershing Square周辺の地図。こちらは1940年頃だと思います。
この頃に建てられた建物は、高品質の素材を使って時間をかけて建てられたので、丈夫で今でも使えるのだそう。こういった建物をリノベーションして、住居として貸し出しをしているところが多いです。そして驚いたのはこれ。
一番の驚きは、この頃のロサンゼルスの公共交通網は世界一と言われていたこと。
のちに、車のタイヤを製造する会社などが「車はプライベートスペースが確保できるぞ!」「自分のペースで出勤ができるぞ!」と車での移動の良さを猛アピールし、鉄道会社を潰し、今の車社会になっていったのだそう。
今のLAからは想像ができません。
昔のものがすべて良いというわけではないけど、利便性ばかりが先に立ち、無機質な建物をにょきにょきと建ててしまうのは、悲しい。
Central Libraryも、なんだか肩身が狭そうです。
質の良い物を次の世代へ残す努力を忘れてはいけないですね。
驚きがたくさんあった面白いエキセビションでした。
Central Libraryで11/4まで展示されているそうです。
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