LAの美大めぐりの夜@Art Center & Cal Arts

今夜はビョーキーの母校Art Center College of DesignのGrad Show(卒業制作展示)へ行ってきました。

 Art Center College of Designはアメリカで一番の美大と言われるほど有名な学校。

ここの学校の強みは、ブランディングや広告デザインで、授業の中で実際に使われる大手企業向け広告のデザインをするコンペもあるそう。Art Centerを卒業すれば必ず就職先があり、将来が約束されると言う程プロフェッショナルを育てるかなり厳しい学校なんだそう。

私達が見て来たのは、写真科。

グラフィックデザイン科と、イラストレーション科。

 ビョーキーも学生時代は朝の４時くらいまで課題をこなすのはざらで、それだけ準備をしても先生にボロクソに言われるので、毎日学校へ通学するときには吐きそうになるほど緊張したらしいです。

卒業生、広告業界の人などの関係者向け卒業展示だった今夜は、学生さん達にとってはスカウトのチャンスでもあるので、皆さん目を赤くしながらプレゼンをしていました。

今週末15日(土)には卒業展示の一般公開があります。
時間は6-9pm。　場所は下記。

Art Center College of Design（Hillside Campus）

1700 Lida Street,
Pasadena, CA91103

Art Centerを見たあとは、LAの郊外ValenciaにあるCalifornia Institute of Artsへ。
こちらの美大はウォルトディズニーがアメリカで最初のディズニーランドを作った後、ディズニーランドの中で働くデザイナー、アニメーターを育てるために作られた学校。その経緯もあり、子ども向けのアニメや漫画系イラスト、ポスターデザインに強いと言われているそうです。映画監督ティム・バートンも卒業生なのも有名。

こちらの学生は見るからに、そして彼らの行動もArt Centerの学生よりもリラックスした雰囲気。学校内の雰囲気もだいぶ違います。

ベニア板の仕切りとかは、Art Centerではありえないでしょうね〜。それでもCal Artsも学費はArt Centerと同じくらい高いそうです。

Cal Artsでは週に１度木曜に学生の作品発表があるため、木曜日は毎週パーティー。木曜日の今日はにはあちらこちらでビールや魔法の葉っぱの臭いがします。今日はビョーキーがここの学校の学生さんとコラボして作った雑誌の発行記念パーティーも兼ねていたので招待してもらいました。

「世界の終わりの日にあなたは何をしますか？」というテーマで色々なアーティストが集まって作品を作り、一冊の冊子にまとめたもの。

寒い中外で遊ぶ学生さんたち。元気だなー。

ビョーキー曰く、Cal Artsの学生は広告デザインよりも”アート”を追求してる人が多くいそう。ただ、グラフィックデザインの分野で見ると、卒業後すぐに通用するレベルのデザイン力を持つ人はその学年の半数程と言われているそうです。

California Institute of Arts
24700 McBean Pkwy,
Valencia, CA91335

ロスの３大美大と言われるのは、Art Center、Cal Arts、Otis。
Otisへも行って雰囲気の違いを見ると面白いよとビョーキーが言うので、今度はOtisへ行ってロスの３大美大比較をしてみようと思います〜。（あれ。私は何処へ向かっているのかな...？）