「世界中の人が日本人と同じ食生活をすると、地球約1.6個分の資源が必要になり、地球に大きな負担を与えることになる。世界中の人が日本人と同じ食生活をすると仮定すると、2050年には地球が1.64個必要になり、持続可能な状況ではなかった。」
世界中の人が日本と同じ食生活をするというのは現実離れをした設定ですが、日本の食料自給率の低さ、コンビニなどで出る食品廃棄の問題を指摘するには目に留まるトピックだと思いました。
日本の食料自給率は国土の狭さや気候を考えると仕方が無い部分もあるように思うけど、コンビニなどの食品廃棄の現状は改善すべき課題だと思います。
食料自給率が100%を超えるアメリカにも、大量生産大量廃棄など食品に関わる課題はたくさんあるとは思います。でも、アメリカへ来て良いシステムだと思ったのは、どこのレストランでも食べ残しの持ち帰り箱に入れて持って帰れるのが当たり前なこと。そもそもの量が多いので、一人前あたりの量を少なくなれば食べ残しも減ると思うのですが(肥満も減るかも)、残して廃棄されるよりは良いシステム。
またコンビニの数は日本より断然少ない上、お惣菜、お弁当コーナーというのも日本ほど充実していないので、やはり食品廃棄の量は世界を見ても日本は多い方なのでしょう。
脱線しますが、東京ではあちこちにあったコンビニや自動販売機。あの明かりの無いロサンゼルスの夜道は暗いです。街灯も日本程ありません。日本が夜でも明るいのは夜道を一人で歩く時には心強かったけど、この夜の暗さが普通なんだなーと最近思います。
ノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイさんが世界に広めてくれた”もったいない”というとてもいい日本語。まずは、自分の身の回りで食品に関してもったないと感じないような生活を心がけてみようと思います。
必要以上の買い物をしない。
食材を無駄無く使う。
外食では注文しすぎない。
こんな小さな心がけの変化でも、1ミクロくらいは何かを変えることができるかもしれません。このWWFの調査結果は突飛だとはおもったけど、考える機会を与えてくれたので感謝。

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